旧第五高等中学校本館 (撮影:2012-11) 旧第五高等中学校本館 (撮影:2012-11)
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番号・名称 年 代   構造等
15 旧第五高等中学校
本館
明治22年
(1889)
煉瓦造、二階建、桟瓦葺、背面木造裏玄関付、建築面積921.6㎡
特徴等

旧第五高等中学校は「中学校令」によって全国5ヵ所に設置された高等中学校の一つで、明治20年(1887)熊本に創設された。明治27年(1894)に第五高等学校となり、昭和25年(1950)に第二次世界大戦後の学制改革によって熊本大学に包括されたが、熊本大学の黒髪キャンパスには創設当初、明治22年(1889)竣工の本館、化学実験場及び表門が現存している。設計は、当時文部技師で金沢の第四高等中学校の設計にも携わった山口半六と久留正道である。いずれも重要文化財に指定され、近代日本の教育の歩みを今に伝えている。
本館は赤煉瓦に安山岩の帯を配した2階建の建物で、赤と白の配色が鮮やかな格調のあるたたずまいである。教室棟として使用されてきたが、平成5年(1993)からは「五高記念館」として、資料の展示・公開が行われている。
参考資料:現地の説明板/国指定文化財等DB(文化庁)/熊本大学五高記念館HP
2018-5-26


龍南健児の像
旧第五高等中学校本館 (撮影:2012-11) 旧第五高等中学校本館 (撮影:2012-11)
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